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手を取ってしまったら、 [自作の詩]


きっとこの柔らかな手を取ってしまったら
黒曜石の瞳に囚われて
深い深い闇に落ちていくのでしょう

艶かしい悩ましいその赤い唇と
吐き出される甘い毒の言葉に惑わされ
暗い暗い未来に落とされていくのでしょう

黒々とした艶々とした髪の毛は
私を縛り上げ ゆっくりと染め上げて
じわじわと生気を搾り取っていくのでしょう

まるでそんな魔物のような印象を持ってしまうほどに
私はそこまで貴女に逆らえなくなっています

けれど それでも
貴女がきっと闇ではなく
光の方面へと導いてくれるのだと信じて

いいえ そうでなくても
貴女と共に光へと歩んでいくのだと決めて
どうかこの手をおとりください


その手を取ってしまったら
この手が取られてしまったら
もう後戻りは出来ない

ですが この日この瞬間を
私たちはきっと後悔しないことでしょう
ようこそ 私の愛する人

 

お題提供 哀婉

 


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待ちきれない [自作の詩]


浮かれ者 と彼はからかった

構わない
あの場所へ行けるのなら
あの音を あの声を聞けるのなら
あの人と 共に踊れるのなら
早く出逢いたい

飛び出せ 跳ね出せ
はじかれるように走れ
気持ちだけが先に行ってしまわないうちに
心に身を乗せて どこまでも


ふわふわと浮かんでいるような足の感覚
しゅわしゅわ冴えて澄み切った感触の頭
その中で飾られていく大切な音符たち
決して複雑とはいえないけれど妙に残る声の重なり
一歩を踏み出したくなる勇気を秘めた言葉の数々

何もかもが最高でしょう?

旋律が 詞が私を呼ぶ
すうっと溶けて世界と同化するような感覚
目を閉じれば世界の何もかもを取り去って
彼方まで連れ去っていくあの感じ


全部連れて行っちゃ駄目よ
念を押すと水を差された子どものように膨れっ面をして戻してくれる

何もかもが好き
こちらを見つめる花の笑顔も
髪を揺らしていく風の遊びも
うるさいようで静かな木の葉の囁きも

全てが私を楽しませてくれる
全てが私に力を与えてくれる
閃きと 励ましと 優しさを
忘れさせないようにしてくれる


飛び出せ 跳ね出せ
はじかれるように走れ
気持ちだけが先に行ってしまわないうちに
心に身を乗せて どこまでも

遠い空の向こうまで飛び上がれ
そうしてたどり着いた先に
奇跡みたいな素晴らしい事が待っているのだと信じて
わくわくする気持ちが死んでしまわないうちに ただ走れ

 

お題提供 Noina Title

 


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無性に泣きたくなった、ただそれだけ。 [自作の詩]


向けられる笑みも
撫でるような優しさも
大勢に与えているものと全く同じ

宥める声も
蕩けるような視線も
私のものではありません

まだ誰のものにもなっていない はずだけど
私も誰のものでもない けれど
糸と糸は離れたまま 結ばれることなく

何も頑張ってこなかった
挑戦することを恐れていた
踏み出すことが怖かった
そんなわたし

どんどん進んでいく
諦めずに関わりあっていく
弱さをさらけ出すことも厭わずに
大勢に囲まれて笑うあなた

そんなあなたのところまで
飛んでいけるでしょうか
飛ぶまではいかなくても
歩いていけるでしょうか
歩いていけないのなら
這っていけるでしょうか

そんなことをぐるぐる考えていたら
頑張ってねと優しい一言

突き放せばいいのに
どうせなら決定的に違う場所まで
突き落とせばいいのに
気持ちを知らないあなたに
思わず心で八つ当たり

そうしてから
わたしとあなたの立っている場所が
こうも違うものかと
本当に痛く感じました

だから ああ お願いです
私の涙を見て そんなにうろたえないでください
あなたが困るほどのものじゃないのです
あなたのそんな顔を見るたびに
どんどん涙が零れてく
理由なんてものはどうでもいいのです

ただただ あなたがいるから
こんなにも悲しく愛しい
それだけなのです

 

お題提供 哀婉

 


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君がほしいだけなのに、 [自作の詩]


ただ 笑いかけてほしいだけなんだ
僕のものとして
僕だけに
君を

だというのに
君は一向になびかない
変質者にはなりたくないから
もちろん嫌がることはしないよ
それでも君を好きでいるくらいはいいだろう

君に見てほしくて
自然界の鳥を見習ったよ
歌ってみた 踊ってみた 飾ってみた
プレゼントも山のように積んでみた
けれど 君の心はまだ彼のもの?

その目が僕を映してくれないなら
いっそのこと
恐怖で塗りつぶしてしまおうか
押さえつけて縛りつけて
動けないようにしてしまおうか
自由が似合う
そんな君が好きな僕に そんなこと出来ないのだけど

ちょっと落ち込みながら
何度目か分からない告白をする
好きです と

そうしたら彼女は
馬鹿ね と薄く悲しそうに笑った

ああ だから僕は君が好き
でも まだまだ恋愛は難しいね?

 

お題提供 月と戯れる猫

 


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毎日が幸せなんて言ったら、貴方は笑いますか [自作の詩]


たった今幸福に包まれたとか
憎き敵が滅びたとか
素敵な贈り物を受け取ったとか
いらない物を捨てたとか

特別な瞬間や理由があるわけではないのです

 

きっと小さなことの積み重ね
ないとはいえない幸せが気づかないうちに降り積もっていた
強いていうなら 貴方が傍にいてくれるから


幸せ


音にすれば たった四文字の言葉です
漢字にすれば こっそり「辛」苦の文字が入っているどこか悲しい言葉です
それでも本当に これがぴったりなのです


幸せ
ああ本当に

浮かれてばっかりではいられない でしょう?
それでも私は 顔がにやけるのを止められないのです
真面目な顔をするほうが 表情筋が鍛えられそうです


貴方が私の思いを受け止めてくれて
私も貴方の思いを感じている

最初のうちだけだよ と言われますか?
本当にそうでしょうか


幸せ


いつかこの笑顔が途絶えても
それは多分驚きとか悲しみのせいでしょうけど
きっとこの笑みは後で必ず戻ってくると私は信じています
それは倍かもしれません
悲しみの倍 それとも前の幸せの倍?
一億倍!


記号や言葉だけで幸せを量れやしない
だけど補助にはなるかもしれない
悲しみを薄れさせる補助
幸せを更に増す補助

だから私は幸せと貴方に伝え続けることにします


ありがとう
貴方のおかげで毎日が幸せです

 

お題提供 Noina Title

 


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